ある魔女が死ぬまでとは (アルマジョガシヌマデとは) [単語記事]

ある魔女が死ぬまでとは、坂によるライトノベルである。

概要

小説投稿サイト「カクヨム」にて2019年 10月から2022年 8月まで連載されたライトノベル。

あと1年で死ぬ呪いにかかっていること知らされた魔女見習いの女の子が、その呪いを回避するため不屈の心で他人を幸せにしてゆく。

メディアミックスとして、雨霰けぬによるコミカライズがウェブコミック配信サイト「電撃コミックレグルス」にて2023年 3月より連載中。また、2025年 4月1日よりテレビアニメが放送中。

あらすじ

古い街並みと人と自然が調和する歴史ある街・ラピス。

見習い魔女のメグ・ラズベリーは、17歳の誕生日に師匠である永年の魔女・ファウストから、呪いによりあと一年で死ぬことを告げられる。

助かるには一年で1000人分の嬉し涙を集める必要があると教えられたメグは、余命一年の身で奇跡を紡ぐ。

主な登場人物

メグ・ラズベリー　CV：青山吉能: 街外れの森の中にある館に住む17歳の魔女見習い。両親を幼いころに亡くしている。師匠のような偉大な魔女になることを目指して生きてきたが余命一年を宣告され、やるしかないと嬉し涙収集に励む。辛気臭いことを考えるのが苦手なポジティブモンスター。料理が上手い。呼称は「メグ」や「ズベリー」など。
ファウスト　CV：榊原良子: “永年の魔女”の異名を持つ魔法界トップクラスの魔女。孤児になったメグを拾って十数年一緒に暮らしてきた。古い魔女と人との関係を守り続けている。
カーバンクル　CV：花井美春: メグの使い魔その1。額に赤い宝石が付いていること以外はフェレットとキツネを足して2で割ったような見た目をしている。元はファウストが召喚した幻獣だが、メグに懐いたためそのまま引き継がれた。
シロフクロウ　CV：鈴木愛奈: メグの使い魔その2。親鳥が死んでしまったヒナをメグが拾って使い魔にした。読み書きできるほど賢い。
ソフィ・ヘイター　CV：羊宮妃那: メグと同い年ながら七賢人入りを果たした“祝福の魔女”と呼ばれる天才少女。小さな北国で生まれたが、非常に強い魔力に加え青い髪と赤い瞳を有していたことから魔法への認識の薄い故郷では悪魔の子と恐れられ、5歳で魔法協会に身を寄せた。クールだが意外と食い意地が張っている。生い立ちゆえ魔法に関しては愛憎入り乱れた複雑な感情を抱いている。
フィーネ・キャベンディッシュ　CV：大久保瑠美: メグの親友の女子高生。死の呪いにかかっているにもかかわらず今までと変わらずあっけらかんとして見えるメグのツッコミ役。
祈　CV：伊藤静: 東洋出身の“英知の魔女”と呼ばれる七賢人。普段は製薬会社に勤務している。研究に没頭するあまり風呂キャンすることも多い。
クロエ　CV：種﨑敦美: “言の葉の魔女”の異名を持つ七賢人。魔法式典の会場で迷子になっていたところをメグと出会った、世界唯一の魔法が使えない魔女。人間と精霊のハーフであり、人と精霊の仲介を務めている。見た目は子供だが実年齢は150歳を超えており、古風な話し方をする。^[1]自衛のため、普段は一番弟子のウェンディが影武者として表舞台に立っている。
エルドラ　CV：日笠陽子: “災厄の魔女”の異名を持つ呪いに長けた七賢人。ファウスト同様、七賢人の中でも極めて強い力を持つ。