2012年2月5日。ファンが首を伸ばして待っていた日がついにやってきた。
この日から、毎週日曜日にとある少女5人グループが、朝のお茶の間に姿を見せるようになった。
彼女達はバッドエンド王国に奪われたキュアデコルを集めるため、敵と戦う伝説の戦士「プリキュア」である。
彼女達を見た大きなお友達はたちまち心を奪われていき、「プリキュア」の虜にされていった。
ファンの勢いはとどまるところを知らず、静画やpixivでは彼女達5人が描かれたイラストが沢山投稿された。
そんな中、スマイルプリキュア!メンバーの一人である黄瀬やよいだけ様子がおかしかった。
そう、この時、やよいの心の奥底に、あの有名な大家族をじゃんけんで敵に回すという壮大な企みがあるとは、誰も知る由もなかった・・・。
……というのは嘘である。
キュアピースvsサザエさんとは、2012年2月19日から2013年1月6日に行われた、日曜日のジャンケン対決である。 別名「日曜ジャンケン戦争[1]」。
黄瀬やよいであるキュアピースが朝の時間枠を使って、同日の夕方に必ず出ると言われるサザエさんにジャンケン対決で宣戦布告してきたことがきっかけとなった、視聴者参加可能型ジャンケン対決である。
先手:キュアピース(黄瀬やよい)
手を出す時間→日曜日8時50分前後(話の展開次第で変動)
じゃんけん歴…2012年2月19日から
中の人…金元寿子
第1話からあざとさを酷使してファンを魅了した女子中学生。
ジャンケンの中身が毎回変わるところはサザエさんと同様。かわいさで比べると断然こちら側が有利となるが、 サザエが後出しである事、カツオがスパイとして活動している事、 じゃんけんのキャリアがサザエに比べて少ない事から、勝敗的な面でみると圧倒的に不利な立場でもある。サザエと違い、ジャンケンは素手で行う。
必殺技はプリキュアピースサンダー(電気タイプ)。ジャンケンとこの必殺技の関連性はないのだが、 雷の如く、先手必勝で勝ち取った三連勝のアドバンテージを8月中旬まで、約半年間維持しつづけた。(24節終了時時点で、サザエ6勝 ピース9勝)
サザエと勝負をして一年。 大きなお友達の声援に応えるべく、10月28日に勝ってから最終回までスパイを無効化するなど、 正攻法にこだわらない戦法でサザエ(と視聴者)をあっと言わせ、一度もサザエの先行を許すことなく総合優勝を勝ち取った。
後手:フグ田サザエ
手を出す時間→日曜日18時58分40秒過ぎ
じゃんけん歴…1991年10月20日から
中の人…加藤みどり
24歳の人妻。「サザエさん」の1991年10月20日(放送分)から、愛用のジャンケンステッキでジャンケンをしてきた、ジャンケン歴21年目の超ベテラン一般人。素手で戦ったことはほぼ皆無。東京都世田谷区在住。趣味は気球に乗っての全国行脚と弟イジメ。高知さんさんテレビ開局時に、気球に乗って高知県を訪れており、営業戦略的にもあざとさはキュアピースと互角。
髪型がものすごく特徴的で、日本人で知らない人はいないと言われるほど有名人。最近物語の舞台である桜新町に銅像が建った。
しかしこの対決においてある意味後出しジャンケン(時間差約10時間)となるため、サザエ側が完全に有利である。しかも実弟のカツオをマジョリーナというスパイとしてプリキュアの世界に送り込んでいる(中の人繋がり的な意味で)。後出しな上にカツオを送り込むとは流石サザエ卑怯である。
ギリギリまで負けのポジションに居座り続けて、追い付くことはあっても、決して追い抜かない。 付かず離れずの焦らし戦法でキュアピースの動揺を誘い続けてきたが、1月20日の無効試合によって勝ち越しが出来なくなり、翌週もキュアピースに試合を無効化され敗北を喫した。
※11月11日放送においてキュアピースが、グッチョッパーを出した。この試合は、勝ち・負け・あいこの全パターンが存在するため、以下のように定義し、試合を無効とします。
本ルールでは自動的に勝ちの手が選ばれることなく、全ての手が有効であるとして、勝ち分を負け分で相殺し、結果として残ったあいこが100%となる故に禁じ手と定め、無効試合とする。(総合勝利確定圏でこれを連続で出されると、試合として成り立たなくなるため)
要点をまとめれば、"絶対勝ち"および"絶対あいこ”となる手は無効とします。
それぞれの最終成績は以下の通りである。
キュアピースの成績は10勝9敗16分
サザエの成績は9勝10敗16分
※金元寿子(第24話以降のキュアピース)の成績は2勝4敗8分
※マジョリーナ単独出撃時(カツオスパイ発動、緑色で表示)のサザエの成績は5勝3敗2分
計算上、マジョリーナが単独で出撃しなかった時のサザエの成績は4勝7敗14分
最終的な勝率は以下の表の通り。
勝率 | |
キュアピース | サザエさん |
52.6% | 47.4% |
※勝率は、「各人の勝利回数÷引き分けを除いた試合数」で算出。小数点第二位を四捨五入している。
上の表に引き分けを含めると以下のようになる。
勝率 | ||
キュアピース | サザエさん | 引き分け |
28.6% | 25.7% | 45.7% |
※勝率は、「各人の勝利回数÷全試合回数」で算出。引き分けも同じ計算式。小数点第二位を四捨五入している。
2013年8月25日に「プリキュアオールスターズNewStage」がテレビ朝日系列で放送され、本編内でキュアピースがチョキを出した。同日に放送された「サザエさん」ではサザエはパーを出し、今回の勝負はキュアピースの勝利となった。
日付 | キュアピース | サザエさん | 勝者 |
2013年8月25日 | チョキ | パー |
2014年8月24日にプリキュア10周年記念作品『ハピネスチャージプリキュア!』の番組冒頭に行われている”歴代プリキュアの面々が新規書き下ろしかつ新録ボイスにて登場する”企画「プリキュア10周年記念メッセージ」においてキュアピースが登場し約1年ぶりにじゃんけん対決が行われた。
日付 | キュアピース | サザエさん | 勝者 |
2014年8月24日 | チョキ | チョキ |
アニメ「スマイルプリキュア!」に登場するキュアピース(黄瀬やよい)が同アニメの第3話で、プリキュアに変身するシーンで突如視聴者に向かってジャンケンをふってきた、というのがファンの間で話題になった。
初変身の3話で彼女の出した手はキュアピースと言う名前の通りチョキで、視聴者からも「毎回チョキ出すんだろ?」「おまえら絶対グー出すなよ?」など彼女が「チョキしか出さない子」として見られていた。
ところが翌週の4話、可愛らしい変身バンクのラストで彼女が出したのはまさかのパーだった。これにはほとんどの視聴者が、グーを出して勝つつもりでいた敵幹部のリアクションと同じだっただろう。ちなみに、この週はサザエさんもグーを出して負けた。
これは「ピカリンジャンケン」というお決まりのものらしい(byキュアピース)。
決して、実際にプリキュア本編にて、サザエさんがアカンベェのように登場しキュアピースと1対1で勝負するということではない。
なお、番組前半のキュアピースの手はスタッフが決めていたが、後半(24話以降)は担当声優である金元寿子氏が出す手を決めている。
チョキを出すと決めた回をキュアピースがメインの回になるようにスタッフが調整したためか、その回は全てチョキが出ている。
元々次回予告のオチはサザエが「来週もまた見て下さいね~」の決め台詞とともに、お菓子を上に放り上げて口でキャッチするが、喉にひっかかって「ンーガッンッンッ」と息が詰まってしまうものが長年使われていた。
しかし、この食べ方に対して、医療機関から「事故を起こす可能性がある」との指摘が入り、1991年10月20日より変更するに至った。
実際に真似をして子供が死亡したとの噂が真実として流れているが、実際には事故など発生していない。事故が起こってからでは遅い、との考えにより制作の「エイケン」が長谷川町子の了承を得た上で変更をしている。エイケンサイドも「事故がおきたら大変なことになるので早い段階で変更したかった」と述べている。(中日新聞1991年11月21日夕刊より)
動画の編集担当者(エンディングに「編集」としてクレジットされている人)がグー、チョキ、パーの3種類あるバンクからランダムで1つを選択し差し込んでいるため完全ランダムとなっているが、実際には前の週までに出した手などによって次に出す手に特有の偏りがある。
ちなみに2011年までのサザエの手はグーが330回、チョキが354回、パーが336回となっている。
青森県(岩手めんこいテレビが映る三八上北、北海道文化放送が映る津軽下北沿岸部除く)と山口県の山間部(テレビ西日本、テレビ新広島、山陰中央テレビが映らない場所)はフジテレビ系がリアルタイムで映らないため。
富山県、福井県、鳥取県、島根県、高知県、宮崎県の一部はテレビ朝日系がリアルタイムで映らないため。
山梨県の山間部で、ケーブル伝搬によりフジテレビとテレビ朝日の再送信がないエリア、
また徳島県の山間部では、フジテレビ系やテレビ朝日系どころか民放が1局しかないため、この戦いを楽しめない可能性があります。ご了承ください。
これらの地域の皆様は、お住まいの地域のケーブルテレビに加入する事で、系列がない局を地域外再送信でカバーできる可能性があります。詳しくはお近くのケーブルテレビ局までお問い合わせ下さい。
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最終更新:2025/06/10(火) 21:00
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