万能鑑定士Qの事件簿とは、元催眠術タレントであり現在は小説家という自身がフィクションに出てきそうな紆余曲折な経歴の持ち主である松岡圭祐著作の、小説シリーズのひとつである。わずか1年半で全12巻を怒涛のごとく刊行し、『~の推理劇』という大シリーズに移行して継続中。総称は、『Qシリーズ』。カバーイラストは清原紘。
2010年より執筆・刊行された小説シリーズであり、東京は千代田区飯田橋近くの雑居ビルに『万能鑑定士Q』なる店を構える若き鑑定家、凜田 莉子(りんだ りこ)が、数々の事件を持ち前の知識と閃き、そして好奇心と鑑定眼で解決していく。どちらかと言えば探偵小説に近いジャンルの作品といえる。『殺人なきミステリー』
この『Qシリーズ』は初めハードカバーの書籍『万能鑑定士Qの事件簿』として刊行され、ほぼ同時(数日遅れ)にハードカバーの内容の分割して、文庫本としても万能鑑定士Qの事件簿 Ⅰ』と『同 Ⅱ』としても刊行されている。これらが好評だったため、以後、文庫本でシリーズが続刊している。そのため、文庫本のⅠ巻とⅡ巻は発生する事件に連続性があるが、以後の巻については巻ごとにほぼ独立した事件を描いている。
メインキャラクターの一人に角川書店の社員、『週刊角川』編集者の小笠原 悠斗(おがさわら ゆうと)が存在するため、角川書店に関する楽屋落ち的パロディが作中に散りばめられているのも特徴のひとつ。しかし、さすがの松岡先生でも『涼宮ハルヒの驚愕』がいつ出るのかについては知ることが出来ないor知っても作中に書いてはダメなようだ。誠に残念である。→涼宮ハルヒの驚愕が2011年5月の発売予定になったよ!よかったねバーのマスターの息子さん(50歳↑)
沖縄県の離島、波照間島で生まれ育った愛嬌のある目立ちをもった少女、凜田 莉子は、東京に出て立派になり、島民の生活が少しでもよくなるように努力したいと考えていた。しかしながら、そんな志を持った彼女は、体育や美術といった少数の科目以外の、主要科目の成績がALL1という、石垣島にある高校の担任教師ですら、頭を悩ませるほどのアホの子だったのである…
天真爛漫といえば聞こえはいいが、そんな純真無垢な莉子に対して、コンクリートジャングル東京はあまりに厳しい世界だった。就職もままならず、日に日に生活が苦しくなる莉子。そんな彼女に手をさしのべたのは、若者の支援を理念に掲げたオーナーの経営する、リサイクルショップだった。オーナーの瀬戸内 陸(せとうち りく)は莉子を従業員として雇うかたわら、ひとつのアドバイスをする。
「知識を、知恵を身につけなさい」
瀬戸内のアドバイスに従って、ひたすらに本を読破しつづける莉子。やがて彼女は、頭の中に納められた知識と、それを使いこなす知恵の2つが備わった、明晰な女性へと変貌していく。ついに、莉子は瀬戸内の支援を借りて、東京都千代田区の雑居ビルに小さいながらも店舗を借りることになった。莉子が身につけた知識、そして持ち前の好奇心と誠実さを活かせる仕事、真贋を見極め、クライアントの持つ物品の価値を見定める、鑑定士という職場。
瀬戸内に命名された『万能鑑定士Q』という店の名に最初は少々気恥ずかしさを感じながらも、莉子は仕事に励む。
そして今日もまた、依頼人が奇妙な品々と共に、彼女の元を訪れて…
掲示板
37 ななしのよっしん
2016/10/15(土) 19:02:56 ID: 6TQ+dUbsmV
これって確かルルーシュの娘でしょ?続編が鑑定士とか斬新だな!
38 ななしのよっしん
2020/04/17(金) 22:27:05 ID: hH7Zm3ZxPm
著者の松岡圭祐氏の記事がないから此方で失敬するが、本作シリーズと『探偵の探偵』は良作と思う。だが、今現在とんでもなくハイペースで刊行してるオウム教祖の娘みたいな半グレテロリスト女子高生を主人公にした『高校事変』シリーズは同作者とは思えない程に出来が悪い、巷じゃ絶賛されてるらしいが。
キャラやプロット構成、現実世界の問題を落とし込むのがあまりにも稚拙、会話や説明も冗長な上にメタ的な発言が多くて寒い。そもそも、内容がラノベでやる様な話。大きな書店回って奥付見ても初版ばかりで重版されてないが、本当に大ヒットしてるのか?
39 ななしのよっしん
2022/07/23(土) 12:53:37 ID: FGCZbnhqTD
最後の最後で残念な感じになった
下手に探偵の探偵とクロスする必要も無かったのに…
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最終更新:2025/06/09(月) 19:00
最終更新:2025/06/09(月) 18:00
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